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完璧主義という名の病

のらくら日記。

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旅行その1

行ってきました鎌倉の海に!
泊まりで一日目海水浴→二日目観光という流れだったのですが、天気予報を見るといかにも降りそうなパーセンテージ。
とりあえず降ってから考えようということで、傘も持たずに出かけました。

お友達は鎌倉のほど近くに住んでいる人だったので、現地鎌倉集合。そこから江ノ電を乗り継いで、有名な海水浴場由比ガ浜に行くことにしておりました。
数日前に見たテレビにたまたま由比ガ浜が映っていたのですが、溢れかえるほどの海水浴客。これでもかと日焼けした若者たち。
芋洗い状態の海は流石にあれだね、でも隣の海水浴場は最近海の侵食で海の家が建てられなくてつぶれたらしくて、と呑気にお友達と話したのが前日の話だったのですが…

実際には空模様は怪しく、気温は低め。どうも今日は海水浴客は少なそうだなあ、と思っていたら、鎌倉で江ノ電を待っている間にとうとう雨が降り出す始末。

椿「…結構風ありますね」
友「ていうか何か、ぶっちゃけ寒くない?」

──盛り上がってまいりました。

という訳で、このまま海に行くか、それとも急遽海水浴を取りやめてホテルのプールで泳ぐか、あるいは今日観光して明日海にくるかの選択を友人に迫る椿。
個人的には、理性では今日はやめておいたほうがいいと言っていたのですが、感情では海水浴する気満々だったしそもそもここで行かなかったら海に負けることになるのではないかという意味不明の負けず嫌い魂が発動しておりました。
しかし友も「年をとったので最近無茶が出来なくなってきた」と言いながらも生まれついての負けず嫌い魂の持ち主。その潜在能力は椿など足元にも及びません。

(あ、一応誤解のないように言っておきますが、私は昔からほぼ全ての場面において理性が勝利を収める人間です。ただ、最近は年をとったので逆に、いつも理性の言うとおりにしていたら安全だがつまらない人生になるのではないかという疑問によりあえてはっちゃけるという選択を自分に課している次第です)

「あなたの好きにしていいですよ。私はどちらでもいいです」「私もどちらでもいいです」という不毛な会話を繰り返した挙句(本心では海はやめたほうがいいと思うが、相手が行きたくないといったのでじゃあ仕方ないね!と行くのをやめる状況でなければ自分の負けだ!と双方が思っていたに違いない)、とうとうどちらもお互いを止めなかったので海水浴を決行することに。
なんと困った大人なのか。

という訳で百円ショップで傘など買ったりしてから、果敢に海に向かう私たち。
雨、ぱらついてます。


浜辺に着いた際の素敵な空模様


日本有数の海水浴場由比ガ浜(人口密度最低)

海の家に向かってざっくざっく歩きながら、そしてもうやる気ないとばかりに閉じている海の家を見ながら、あくまでも「やっぱりやめよう」とは言い出さない二人。
海に入った方が明らかにブログのネタ的に面白いのでやめようと言い出すわけには行かなかった私はともかく、友は何なのか。
やはり負けず嫌いの魂百まで、ということですかね。

人ががらがらだったので海の家は営業に必死。普段は呼び込みにそんなに人数いないだろ、と思うのですがその日は人間が余ってました。
当然海の家の内部の休憩所もがら空き。更衣室もがら空き。

「人が少ないのは良かったよね!」と無理矢理ポジティブシンキングを決行する我々。その時点で正直肌寒かったです。
まだ海に入っていないのに。

水着に着替えた時点ではやはり大分寒かったので、とりあえず食事して内部から体温をあげることにして、二人でラーメンを食べました。美味しかったです。
海の家の子供なのか、小学生だか中学生くらいの子が給仕をしてくれました。
食べてようやく海に入る気力がわいてきたので、膨らませてもらった浮き輪を持って浜辺へ赴きました。
負けず嫌いの友は、それでも大分不安があるらしく、「足が吊りそうだから」と浜辺でストレッチ。
確かに、水温はそこまで低いわけではなかったと思いますが、ぱらつく雨と吹きつける風で全体的にはかなり寒かったです。という訳で私も一応アキレス腱などを伸ばしておきました。

海に踏み込んだ時点で引き返したくなるような寒さではありましたが、何しろ友が二の足を踏んでいるので(水冷たくない!? これ寒くない!?と何度も言っていた)、ここで私が引いたら理性の判断に従って帰ることになってしまいます。
そうはさせるか! という心の叫びの元、「ヒャッホー! 盛り上がってきたよー☆」と自己暗示をかけながら、浮き輪を抱えて一気に水に浸かりに行く私。もう必死です。というかただの馬鹿です。
仕方なくついてきた友人とともに、浮き輪に掴まってぷかぷかしてましたが、何しろ風が強いのでいい感じに高い波が次々と押し寄せます。
一応大人として監視塔のアナウンスに耳を傾けてはいましたが、遊泳禁止のアナウンスはありませんでした。

ぷかぷかしながらも、周囲には二組くらいしか遊んでいる人がいないという状況。
一応海に入っている人間を数えてみたのですが、自分たちも含めて由比ガ浜全体で三十人いません。海の家の儲けがつい心配になってしまいます。

そうこうしているうちに目も開けていられないくらい雨が激しくなってきて、さすがに雷がきそうで危ないから上がろうという友人の提案の元第一ラウンド終了。
雷はともかく我々は海にも風にも雨にも負けなかったよね!と勝利の味を噛み締めながら、一旦海の家に退避しました。

海の家の休憩所(ござを貼った小さな縁台?のようなところに小さな折りたたみっぽい机が置いてある)でしばらく雨の様子を見ていましたが、濡れた身体では震えがくるほど寒く、私はバスタオルを被っていました。
しかしどういうわけか、わざわざ雨が当たる位置でタオルも被らない友人。
果敢です。


周囲を見渡すと、他の数少ない海水浴客も皆タオルを被り、一様に不安そうな顔で海を見ていました。
まるで遭難した人たちのようで一気に親近感が沸きます。(勝手に)
海がこのようなことになると思わず海水浴を計画していたらしき、少年たちや少女たちの集団も次々到着したりしていましたが、やはり不安そうな顔です。当然です。
そんな中、みんな、勇気を持って挑もうぜ!とばかりに第二ラウンドに挑む大人(私たち)。幸い雨もやや小降りになってきていました。

もはや何が我々を駆り立てているのかよくわからないまま第二ラウンドに挑み、再び浮き輪でぷかぷか。
他に特にやることもないので他の客を観察していると、少ないながらも寒さに負けず海に駆け込んでくる若者たちの姿がありました。勇者です。
ちなみにその時点でもう一度海に入っている人数を数えましたが、むしろさっきより減ってました。
さっきより温かくなった気がするのに何でだろうね、と言っていましたがどうやらお昼時だったからのようです。
そんな訳で第二ラウンドも勝利を治め、一旦シャワーを浴びてお昼ご飯を食べた後に第三ラウンドに挑むことに。

とはいえ結局、第三ラウンドに挑む時点ではもう体が冷えていて、しかも疲れていたので、第三ラウンドでは一旦海水につかったら戻る、といったことになりました。
でも一応浸かったから負けじゃないよね! 我々は勝ったよね! としつこいくらい勝利に拘りながら海水浴終了。
結論:海水浴というより自然と戦いに行ってきました。

その後はホテルに向かい、三時過ぎのチェックインだったのですがのんびり水着を洗ったりだらだらしていたら夕食の時間になりました。

(長いので続く)
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